戦いで協力すると距離が縮まる

前回は、肉や石をゲットしたり狼をペットにした記事だった。今回はその数分前の話。マインクラフト(通称マイクラ)では様々な敵と出会い、N君と共闘する機会が多くあった。

今回は、協力して物事に取り組む楽しさをレポートしていきたい。

この記事では、ワールドに入って5分後からのやりとりを、「マインクラフトのゲームシステム説明」と「メンターとして僕が感じたこと」を含めながら紹介する。

「メンターレポート」とは、実際のセッションの様子をメンター目線でレポートし、親御さんが読んでもわかるようにゲームの解説を加えたものです。
※【】で示された単語は、マインクラフトにおける用語です。

ゾンビとの激闘

夜になった。辺りは暗い森で、遠くが見えない。そんな中、僕たちは数体のゾンビにでくわした。

「おぉーーゾンビゾンビ」
「逃げろーー、死ぬと大変なことになるんで」

逃げても戦ってもいいはずだが、N君は逃げる方針を固めたらしい。

N君が言う「死ぬと大変なことになる」は、生まれ変わる際に持ち物を持っていけないということだ。死ぬと、持ち物を全て無くした状態で復活する。なお、「復活」や「生まれ変わる」ことをマイクラで【リスポーン】とよぶ。

ベッドがあればベッドの上でリスポーンするが、ベッドが無い場合はランダムな場所でリスポーンする。生前の持ち物は死んだ場所に落とされており、5分で消える。死んだ場所へ5分以内に戻れないと、持ち物を失ってしまう。

ゾンビから逃げたものの、新手の敵に遭遇した僕達。

「おぉ、おっけおっけ……やばい、あ、なんかおる」
「あぁーー、スケルトンだーー! 逃げろーー!! こいつに見つかったらやばい」
「痛い痛い、ヤバ」
「ヤバい来た! ヤバい痛い!」

子どもも僕も、よく「痛い」という表現を使う。「痛い」は、ダメージを受けていたり、ダメージが特に大きい場合に使う。

スケルトンは僕達から少し離れたところにいたが、弓矢を使って攻撃してきた。なかなか厄介な敵だ。

「ベッドで寝ますーー。ちょっと来てください」

夜を終えるために、僕と一緒にベッドで寝ようとするN君。しかし僕はN君に付いていく際、はぐれてしまった。

「え、どこどこ? ヤバいちょっと、ここゾンビいっぱい」
「あーこれオワタオワタオワタ。そっちにベッド持っていきます」
「こっちだったっけ……?(自分が)方向音痴。うんち。方向、うんち」

上記の3つの文は、すべてN君が発した言葉だ。素早く判断したり行動したり、ギャグを交えたりしていて、僕の頭が追いつかないくらいだった。

「今、チェストの近くにいるよーー」

僕が場所を伝えると

「クリエ(クリエイティブモード)になってそっちいきますね」

N君はモードを切り替えて僕を探してくれるようだ。

【クリエイティブモード】とは、名前の通り何かを作りたいときに有効なモードだ。体力や満腹度ゲージが無くなり、空も飛べ、あらゆるアイテムを持っている。反対に僕達が今までやってきたのは【サバイバルモード】で、戦って生き残る醍醐味を味わえる。

「あ、いたいた、おーいこっちこっち!ネームタグ見えます?」
「どこどこ?」

僕は辺りを見回した。

「あーー見つけた!よかったよかった」

なんとか合流できた。

ベッドを二つ用意して寝ようとすると

「あれ、『モンスターが近くにいるため、眠ることができません』って(メッセージに出てくる)」
「うおぉ、うおぉ!そりゃそうだよーー!」

見回すと、たくさんのゾンビがいた。

「ヤバいヤバい」

と言いながら、一旦周りの敵を倒すも……

「よし、寝てください」
「んー、まだ『モンスターが近くにいる』って表示されるなぁ」
「あ、いた。さっきの死にかけゾンビだ」
「後ろにもいた。倒しておくわ」

戦闘が続いた。弱い剣しか持っていなかったので、何発か攻撃を当てないとゾンビを倒せない。その間にゾンビから攻撃される。

マイクラでは、武器や防具に強弱のレベルがある。同じ剣でも、材料が異なれば攻撃力が変わる。例えば「木」の材料で作るより「鉄」の方が強く、「鉄」より「ダイヤモンド」の方が強い。

やっと近くの敵を掃討したのち、僕たちはやっと寝られた。

「はい、寝てください」
「あ、寝れたーー」

ベッドで寝ると、夜は一瞬で過ぎ去る。朝起きると雨が降っており、目の前にゾンビ達がいた。

「うぉあ!うぉあ!」
「またおるやん(笑)めっちゃおるやん」

僕たちはテンションが上がった状態で敵を倒した。

「よし、これで大丈夫」

ゾンビを倒し終わり、僕たちは次に、食料を探す旅に出た。


この数分で、N君との距離がとても縮んだと思う。ゲーム内での「共闘」には、現実世界のスポーツやチーム活動に似た「仲良くなる効果」があると感じた。

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